「縄文神社」という体験
本サイト主宰・武藤の本が、いよいよ明日、発売になります。少々フライングですが、本書に込めた思い、また、こんなふうにご覧いただけると嬉しいな~という解説めいたものを書いてみたいと思います。
思いがこもりすぎてまとめるのが難しいんですが、本書をあえてひと言で言うなら、「縄文神社体験のガイドブック」かなと思います。
「縄文神社」という考え方は、考えようと思えばより専門的に、より難しく考えられます。しかし本書では、少々知識めいたことは脚注で補足しつつ、まずは「縄文神社」という存在のユニークさ、貴重さを知ってもらえたらと考え、執筆しました。本書で目指したのは、まず第一に、ひとりでも多くの方に「縄文神社体験」をしていただきたい、ということなのです。
私が『縄文神社』という視点を頭にインプットして参拝したお社は、約100社。実際に参拝して思ったことは、「縄文神社、本当に気持ちいい!」ということでした。この気持ちよさには普遍性があります。縄文や神社のことを詳しく知らなくても、あの場所に立てば、全身で実感できるんじゃないかと思うのです。
例えば、冬の寒さの合間、太陽がポカポカとあたたかい時、すごく気持ちがいいですよね?あんなかんじ。あるいは、夏の炎天下、日差しを避けて大きな木の陰に入った瞬間、すうっと涼しい風が抜けて、疲れが安らぐような…、そんな感じ。
ふわ~、なんか気持ちいい~~。
あんな感覚が、縄文神社にはあるんです。それを、まずは皆さんにも味わっていただきたい。その体験を盛り上げるために、私の文章がある→本書がある‥…、そう考えていただくと、私的にはしっくりします。
首都圏で40社を厳選!
何事も、実感があると、知りたい欲が高まりますね!
そういう意味でも、まずは体験していただくということが大事です。
慣れてくると、ご自分で探せるようになると思いますが、まずは私がご紹介した神社、できれば2・3カ所のお社に参拝してみてほしいんです。いくつか参拝すると〔共通するもの〕を実感できると思います。
前述したように、その場所の気持ちの良さの方向性に共通点があるんですが、プラスして、立地条件にも共通点があることにも気付くと思います。そうなると、次は?次はどうだ??と、その感覚を確認したくなるんです。
そして、本書でご紹介した神社をまずお勧めする理由は、私なりに、かなり厳選させていただいたと自負しているからです。もちろん今回はページ数の問題で、どうしてもご紹介できなかった素晴らしい縄文神社もあるんですけども、それはいずれ、本ページにてご紹介していきたいと思っています。
本書は、皆さんの体験計画の参考にしやすいようにと、都県別に構成しました。章頭にはざっくりとして縄文MAPを掲載していますので、その辺りを参考にしていただきつつ、実際に参拝してみていただきたいと思います。
<――(2)に続く>
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