【自分で解説(2)】ひっかかりポイントが倍増!人生をオモシロ豊かにする方法。

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ポイント1:「地形」にひっかかる

人生を豊かにするにはどうしたらいいか、と考えた時に、もっともお金も手間もかからないのは、自分の中に引っ掛かりポイントをたくさん持つということではないかと思います。何でもかんでもひっかかって、面白がる。これが一番手っ取り早い方法です。

『縄文神社』という考え方は、「神社にお参りする」という行動に、少なくとも二つのひっかかりポイントをプラスオンしてくれます。本書では皆さんにその引っ掛かりポイントをセッティングするための方法を、ざっくり書かせていただきました。

まず第一の引っ掛かりポイントは、「地形」です。

詳しくは本書でご紹介してますが、「縄文神社」がありがちな地形というのが、大きく4つあります。これを一度頭の中にインプットしておくと、やたら地形を確認したくなります。

特に気になるのは、河岸段丘、海岸段丘などの台地部分。「ブラタモリ」などがお好きな人には、ものすごく入りやすいポイントですね。このポイントを気にしながら歩くだけでも、見えてくるものが変わります。

二宮神社(あきる野市)。境内のある台地の下には車道が走り、その手前には豊かな湧水池がある。

例えば、「ちょっと高台で、石段を登っていくと神社の境内がある」と思っていたとしましょう。しかし、縄文神社的視点をインプットすると、このシンプルな認識は、こうなります。

「この高台が台地だとすると、川はどこを流れてる?【Googleマップ確認】…川はかなり遠い、すると河岸段丘ではない。ってことは、このこんもりしている境内は丘陵の一部か…。低いところに水源があって、谷津地形だったら縄文神社である可能性があるけど、なさそうだな。ないのであれば、縄文神社の可能性は低いかな…。」

これを見ていただくと、マニアックに思うかもしれませんが、本書を読んでもらうと、上のようなひっかかり方は、簡単にインプットできます。

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ポイント2:「地名」にひっかかる


次のポイントは、「地名」です。

地名は、歴史のタイムカプセルだと思います。町ができて人家がたくさんあると、本来の地形はわかりにくくなりますが、地名にヒントが隠されているからです。例えば、上の考えの続き――、

「…あ、でも地名を見ると、谷がついてるな。”字(あざ)”がついてその後に谷が来てるということは、この地名は古い可能性が高い、ということは、今はもう湧水もないし、谷には見えないけど、ここに谷津があったかも、すると遺跡があった可能性高いな」

と連想できるのです。

例えば、渋谷。「谷」がつきますね。これだって、例外じゃありませんよ。
渋谷は、渋谷駅のあたりが一番低いようなかんじで、すり鉢状の地形ですね。

縄文時代には、この渋谷駅のあたりまで海が入りこんでいたのです。そのため、明治神宮や、代々木八幡宮があるあたりは、海に張り出した舌状の半島部分にあたります。代々木八幡宮は縄文遺跡が境内から出ていることで有名ですし、実は明治神宮も縄文神社だと私は考えているのですが、それはこの地形からしても、想像できることです。

北本高尾神社(北本市)背後に広がる宮岡谷津。渋谷も太古にはこんな風景が広がっていたかもしれない。

こういうことは、意外と気づかないんじゃないかと思います。渋谷は、あの渋谷だよな、としか思わない人の方が多いと思いますが、縄文神社という視点に一度触れると、聞きなれた地名にも、やたらひっかかり始めることになります。

細かいところにひっかかりまくるので、面倒なことになるかもしれませんが、しかし、同じ風景でも認識できる情報量は、一気に倍増します。気になる部分が多すぎて困ってしまうくらい。つまり面白がり体質になるとも言えるでしょうか。こういう発想は人生を豊かにするんじゃないか、と思うんですが、いかがでしょうか。

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