群馬県を代表する明峰・赤城山
群馬県には名山と謳われる山がたくさんありますが、中でも赤城山、妙義山、榛名山は上毛三山と呼ばれて親しまれています。
赤城神社はその名の通り赤城山を御神体とする神社で、本社とされる説のあるお社が山麓と山頂に三社鎮座しています。どのお社も素晴らしく、いずれが本社と定め難いのは、お参りすれば納得。そして三社ともに縄文の痕跡があり、本書でご紹介させていただきました。
赤城山の水の神・石の神
赤城神社〔三夜沢〕は、赤城山の峰の一つである荒山山麓に鎮座しています。豊かな湧水と巨木が繁る深い森、そして荒山の中腹には、古墳時代の祭祀遺跡として有名な櫃石があり、この地が祭祀の場所として尊ばれてきたことがよくわかります。
実はこの櫃石、古墳時代の祭祀遺跡としてあまりにも有名なため、そう思い込んで、あまり注目していなかったのです。しかし、少し昔の論文を読んでいたら、縄文の痕跡について、論じられているものを発見し、目からうろこが落ちました。
赤城山の山麓には、南麓、西麓ともにものすごい量の縄文遺跡が発見されてますし、櫃石のまわりや三夜沢のお社周辺からも、縄文の痕跡が見られるのは、実に納得できるものです。
私なりに、この地について、そして赤城山信仰について考えてみております。詳しくはぜひ『縄文神社 関東甲信篇』本編をご覧くださいまし!
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『縄文神社 関東甲信篇』(双葉社刊)に詳細を掲載しています!!
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