群馬 水の女神が住まうテーブルマウンテン「荒船神社」(群馬県下仁田町) 山上の平地と不思議な湧水 群馬県西部、長野県との県境に位置する荒船山は、いわゆるテーブルマウンテン。山の上に船が載ったかのように見える形は個性的で、まさしく奇峰です。 艫岩 山上にフラットな平地があり、豊富な湧水もあるという不思議なお山で、古来女神の住処として信仰されてきました。上野国一宮である貫前神社の主祭神のひと柱・姫大神は、荒船[続きを読む] 2024.02.05 群馬
栃木 清々しくも可憐な聖地「鹿嶋神社〔玉田町〕」(鹿沼市玉田町) 時代を越えた文化の要衝地・鹿沼 栃木県鹿沼市は、歴史と文化豊かな美しい場所。関東平野各地から、日光へと至る街道の中継点に位置します。面白いもので、街道というのは、縄文の道と重なることも多いんですね。やはり、人が移動するのに適した場所は、時代を越えるのかもしれません。 そんな鹿沼には縄文遺跡も多く、縄文神社もいくつもあります。『縄文神社 関東甲信篇』[続きを読む] 2024.02.04 栃木
群馬 名峰赤城山と縄文以来の聖地「赤城神社〔三夜沢〕」(群馬県前橋市) 群馬県を代表する明峰・赤城山 群馬県には名山と謳われる山がたくさんありますが、中でも赤城山、妙義山、榛名山は上毛三山と呼ばれて親しまれています。 赤城神社はその名の通り赤城山を御神体とする神社で、本社とされる説のあるお社が山麓と山頂に三社鎮座しています。どのお社も素晴らしく、いずれが本社と定め難いのは、お参りすれば納得。そして三社ともに縄文[続きを読む] 2024.02.02 群馬
長野 縄文文化の中心地・井戸尻に鎮座する縄文神社「池生神社」(長野県富士見町) 縄文文化の最高峰と称えられる井戸尻遺跡群 一万年以上続いた縄文時代で、特に文化が爛熟したとされるのが縄文中期。中でも八ヶ岳周辺の中部高地地帯には、素晴らしい遺跡が数多く発見されています。 長野県富士見町の井戸尻考古館は、そんな中部高地を代表する井戸尻遺跡群のただなかにあり、遺跡から出土したお宝が目白押し。その豪華さ、[続きを読む] 2024.01.27 長野
群馬 女神の神話が交錯する”下り参道”の名社「一之宮貫前神社」(群馬県富岡市) 不思議な境内配置と下り参道 群馬県南西部の富岡市に鎮座する一之宮貫前(ぬきさき)神社は、下り参道で有名なお社です。 蓬ヶ丘と呼ばれる高台の中腹に鎮座地が造成されているために、下り参道になっているのですが、平安時代の段階で、すでに現在地に鎮座していたことが発掘調査でわかっています。相当に大規模な造成工事が必要だったと思いますが、なぜそんなにも大変な工[続きを読む] 2024.01.26 群馬
いろもろ トリッププランナーさんに取材していただきました! 写真をクリックすると記事のページにジャンプします。 前作『縄文神社 首都圏篇』を上梓した時にも、取材してくださったトリッププランナーさんが、今作でも再び取材してくださいました!前作の時はコロナの影響下にあり、一緒におでかけすることは難しかったのですが、今回は、満を持して一緒にお参りできました。 神奈川県出身の編集長Nさんのご希望もあり、川崎市に鎮座している[続きを読む] 2024.01.23 いろもろ