群馬 女神の神話が交錯する”下り参道”の名社「一之宮貫前神社」(群馬県富岡市) 不思議な境内配置と下り参道 群馬県南西部の富岡市に鎮座する一之宮貫前(ぬきさき)神社は、下り参道で有名なお社です。 蓬ヶ丘と呼ばれる高台の中腹に鎮座地が造成されているために、下り参道になっているのですが、平安時代の段階で、すでに現在地に鎮座していたことが発掘調査でわかっています。相当に大規模な造成工事が必要だったと思いますが、なぜそんなにも大変な工[続きを読む] 2024.01.26 群馬
いろもろ トリッププランナーさんに取材していただきました! 写真をクリックすると記事のページにジャンプします。 前作『縄文神社 首都圏篇』を上梓した時にも、取材してくださったトリッププランナーさんが、今作でも再び取材してくださいました!前作の時はコロナの影響下にあり、一緒におでかけすることは難しかったのですが、今回は、満を持して一緒にお参りできました。 神奈川県出身の編集長Nさんのご希望もあり、川崎市に鎮座している[続きを読む] 2024.01.23 いろもろ
茨城 縄文以来の海の聖地カシマ「鹿島神宮」(茨城県鹿嶋市) 関東屈指の名社はやはり… 平安時代に「神宮」とされたのは、全国でも三社のみ。伊勢の神宮、香取神宮、そして鹿島神宮です。そんな屈指の名社である鹿島神宮も、やはり境内や周辺に多くの縄文遺跡が確認されています。 本宮社殿(写真:武藤撮影) 前作『首都圏篇』では、対として語られる香取神宮(千葉県香取市)をラストにご紹介しておりまして、今作ではその流れ[続きを読む] 2024.01.18 茨城
いろもろ ”丸石神”を探したい 最古とされる丸石神を祀る様子。出典:『志貴山縁起』鳥羽僧正覚猷 画『志貴山縁起』国立国会図書館デジタルコレクション (参照 2023-08-11) 山梨県には道祖神として、あるいは家神として、丸い石をお祀りする風習が残されてまして、丸石神とも呼ばれます(地元ではそうは呼ばないのですが)。 例えば、こんな感じ↓。 大井俣窪八幡神社(山梨市)鳥居近くの[続きを読む] 2024.01.15 いろもろ
東京 最新の神宮の鎮座地は絶好の縄文ロケーション「明治神宮」(東京都渋谷区) 縄文神社の定義づけを再考 明治神宮は、明治天皇ご夫妻を御祭神とする最も新しい「神宮」です。 「縄文神社」は「縄文遺跡と神社が重なる場所」と定義しています。明治神宮の広大な境内は台地上に位置し、湧水ポイントが何カ所もあり、貝塚や遺跡が何箇所も発見されていますので、その条件はクリアしています。しかし「太古より祈りをつないできた」という点ではどうでしょう[続きを読む] 2024.01.14 東京
山梨 富士山山麓を代表する縄文神社「河口浅間神社」(山梨県富士河口湖町) 天下一の名峰富士山と縄文神社 日本最高の霊山・富士山は、縄文時代から信仰されていたと考えられます。そのお膝元は縄文神社だらけかもしれない!と意気込みましたが、富士山は活火山…。 噴火の影響で、神祀りの場所もずっと同じ場所にというのも難しいわけです。しかし、やはりありました。それが河口浅間神社さんです! 河口浅[続きを読む] 2024.01.10 山梨