群馬 水の女神が住まうテーブルマウンテン「荒船神社」(群馬県下仁田町) 山上の平地と不思議な湧水 群馬県西部、長野県との県境に位置する荒船山は、いわゆるテーブルマウンテン。山の上に船が載ったかのように見える形は個性的で、まさしく奇峰です。 艫岩 山上にフラットな平地があり、豊富な湧水もあるという不思議なお山で、古来女神の住処として信仰されてきました。上野国一宮である貫前神社の主祭神のひと柱・姫大神は、荒船[続きを読む] 2024.02.05 群馬
群馬 名峰赤城山と縄文以来の聖地「赤城神社〔三夜沢〕」(群馬県前橋市) 群馬県を代表する明峰・赤城山 群馬県には名山と謳われる山がたくさんありますが、中でも赤城山、妙義山、榛名山は上毛三山と呼ばれて親しまれています。 赤城神社はその名の通り赤城山を御神体とする神社で、本社とされる説のあるお社が山麓と山頂に三社鎮座しています。どのお社も素晴らしく、いずれが本社と定め難いのは、お参りすれば納得。そして三社ともに縄文[続きを読む] 2024.02.02 群馬
群馬 女神の神話が交錯する”下り参道”の名社「一之宮貫前神社」(群馬県富岡市) 不思議な境内配置と下り参道 群馬県南西部の富岡市に鎮座する一之宮貫前(ぬきさき)神社は、下り参道で有名なお社です。 蓬ヶ丘と呼ばれる高台の中腹に鎮座地が造成されているために、下り参道になっているのですが、平安時代の段階で、すでに現在地に鎮座していたことが発掘調査でわかっています。相当に大規模な造成工事が必要だったと思いますが、なぜそんなにも大変な工[続きを読む] 2024.01.26 群馬
群馬 赤城山麓の湧玉を擁する水の聖地「木曽三社神社」(群馬県渋川市) 『縄文神社 関東甲信篇』発売を記念し、Facebook、X(旧Twitter)、インスタで【いちにちいち縄文神社】と題して、今作でご登場いただく縄文神社を一日一社ご紹介しています。その掲載分を少し編集しまして、本サイトでも掲載することにしました。そのため、本サイトのほかのお社よりも短めの文章になります。本文ページはカラーではないので、本ページのカラー写真や動画などを、本の内[続きを読む] 2024.01.10 群馬
群馬 貫前神社のヒメ大神が最初に降り立ったテーブルマウンテン”荒船山”へ「荒船神社」(群馬県甘楽郡下仁田町) ようやく荒船山に登ってきました! 6月に「貫前神社」に参拝してから、はやいもので4か月。「とりあえず来週あたり荒船山に登ろうと画策中」なんて書いてましたけども、あまりの猛暑に、己の体力のなさを冷静に考えまして、登山を断念。秋に登るぞ~!と心に決めていたのでした(そんなわけで今回のご報告は、神社レポートと言うか、登山レポートのような、番外編のような…^^;)。 [続きを読む] 2021.10.31 群馬
群馬 縄文神社的視野で考える”下り宮”の理由「一之宮貫前神社」(群馬県富岡市) 上野国一ノ宮は謎多き《下り宮》 上野国の一之宮である貫前(ぬきさき)神社は、群馬県南西部、富岡市に鎮座しています。このエリアは、長野へ至る碓氷峠の入り口付近の文化圏で、縄文時代からとても栄えた場所。大規模な集落遺跡が多数発見されています。おそらく有史以来、甲信越地方との交易の中継ポイントとして、ずっと栄え続けてきた地域なんですね。 ところで、貫前神[続きを読む] 2021.06.29 群馬