甲信越(山梨、長野、新潟)の縄文神社。

静かな山里に佇む豪奢なお社「熱田神社」(長野県伊那市)
高遠城と五郎君と中村彰彦先生
実は私。高遠に思い入れがございます。以前、担当させていただいた中村彰彦先生の歴史小説『疾風に折れぬ花あり 信玄息女松姫の一生』(PHP研究所)は、高遠城のシーンから始まるのです。
高遠城の城主は、武田信玄の五男・仁科五郎盛信。本物語の主人公・松姫(のちの信松尼)の同母兄にあたる人です。五郎さんはいかにも武田一族[続きを読む]

丸石神登場!?御柱のない諏訪神社「津金諏訪神社」(山梨県北杜市)
北杜市旧須玉町の「津金学校」
山梨県最北端に位置する北杜市は、平成の大合併で生まれた市で、山梨県最大の面積を誇ります。8町村が一つになったそうで、とにかく広い! 旧町名の範囲の方が、部外者からしてもしっくりいくかんじです。津金諏訪神社は、そんな北杜市北東部に位置する旧須玉町に鎮座します。
境内は、明治・大正・昭和の校舎が横一[続きを読む]

黒曜石の交易路と下諏訪の神「諏訪大社下社春宮」(長野県下諏訪町)+駒形稲荷神社
黒曜石生産地・和田峠と砥川
諏訪大社は、諏訪湖の北東に下社の二社、西南に上社の二社があり、成り立ちも歴史もそれぞれで、実に多彩な表情を持っています。
諏訪大社下社春宮は、黒曜石産地としても有名な和田峠付近を水源として諏訪湖に流れ着く砥川の河岸に鎮座しています。この境内の周辺には、取り囲むように台地があり、その台地上には縄文時代の大集落跡が発[続きを読む]

縄文文化の中心地・井戸尻に鎮座する縄文神社「池生神社」(長野県富士見町)
縄文文化の最高峰と称えられる井戸尻遺跡群
一万年以上続いた縄文時代で、特に文化が爛熟したとされるのが縄文中期。中でも八ヶ岳周辺の中部高地地帯には、素晴らしい遺跡が数多く発見されています。
長野県富士見町の井戸尻考古館は、そんな中部高地を代表する井戸尻遺跡群のただなかにあり、遺跡から出土したお宝が目白押し。その豪華さ、[続きを読む]

富士山山麓を代表する縄文神社「河口浅間神社」(山梨県富士河口湖町)
天下一の名峰富士山と縄文神社
日本最高の霊山・富士山は、縄文時代から信仰されていたと考えられます。そのお膝元は縄文神社だらけかもしれない!と意気込みましたが、富士山は活火山…。
噴火の影響で、神祀りの場所もずっと同じ場所にというのも難しいわけです。しかし、やはりありました。それが河口浅間神社さんです!
河口浅[続きを読む]

縄文以来の信仰を伝える縄文神社「諏訪大社上社前宮」(長野県茅野市)
『縄文神社 関東甲信篇』発売を記念し、Facebook、X(旧Twitter)、インスタで【いちにちいち縄文神社】と題して、今作でご登場いただく縄文神社を一日一社ご紹介しています。その掲載分を少し編集しまして、本サイトでも掲載することにしました。そのため、本サイトのほかのお社よりも短めの文章になります。本文ページはカラーではないので、本ページのカラー写真や動画などを、本の内容[続きを読む]