栃木 豊かな湧水を祀り続ける聖なる場所「中根八幡神社」(栃木県栃木市) 古東京湾の最深部=現在の渡良瀬遊水地 縄文時代には、今よりも内陸部まで海が入り込んでいたことはよく知られています。特に7000年前頃(縄文前期)にはもっとも海面が上がり、現在の渡良瀬遊水地付近まで海が来ていました。渡良瀬遊水地は、埼玉・栃木・群馬・千葉の四県にまたがる大規模な遊水地ですが、現在の東京湾から考えると、相当に内陸に位置します。縄文時代にはこんなにも海[続きを読む] 2025.02.04 栃木
栃木 清々しくも可憐な聖地「鹿嶋神社〔玉田町〕」(鹿沼市玉田町) 時代を越えた文化の要衝地・鹿沼 栃木県鹿沼市は、歴史と文化豊かな美しい場所。関東平野各地から、日光へと至る街道の中継点に位置します。面白いもので、街道というのは、縄文の道と重なることも多いんですね。やはり、人が移動するのに適した場所は、時代を越えるのかもしれません。 そんな鹿沼には縄文遺跡も多く、縄文神社もいくつもあります。『縄文神社 関東甲信篇』[続きを読む] 2024.02.04 栃木
栃木 さすが関東文化の華”足利”!ジンワリ風雅なお社「板倉神社」(栃木県足利市) 立派なので勘違いしてしまいますが、この建物は拝殿 関東文化の中心地のひとつ・足利 栃木県と群馬県の県境に位置する足利市は、源氏ゆかりの古都。鎌倉文化の中心地のひとつとして、そして現在でも関東文化の中心の一つだと思います。源氏との関係が生じたのは、平安時代のこと。源氏の棟梁・八幡太郎義家の三男・義国が足利庄を治め、義国の次男・義康がこの地を引き継ぎ、足利氏を名乗りま[続きを読む] 2022.03.27 栃木