昨年来、家にいる時間が増えたことで、youtubeを見る時間が圧倒的に増えました。
有名な芸人さんやyoutuberの方の動画はもちろんですが、歴史・考古学系の講演会や、研究者の先生がやられている動画なんかも拝見して楽しんでいます。そんな中、何度も見返してしまっているのが、文化庁の「いせきへ行こう」シリーズの動画です。
文化庁の文化財調査官の皆さんのガイドにより、各自治体の教育委員会や博物館の担当者ご本人の解説を聴けるというのも、何より素晴らしいことなのですが、登場してくる皆さんの人柄、チャーミングさが、何とも言えずいい感じなのです。公式な場面などでは、お立場もあるでしょうし、あまり砕けたこともできないのではないかなと思いますが、この動画シリーズでは、真面目なお話の合間に皆さんの茶目っ気があふれ出していて、みているだけでほっこり。私にとっては、これ以上ないヒーリング動画です。
特に最新の動画では、主任文化財調査官の近江俊秀さんがオープニングを飾りつつ、その後登場する芝調査官が「今日の近江さん、いつになく真面目なかんじで…」、藤井調査官「ああ、あの今回の動画の予算確保、失敗したみたいで、その責任を取って、今回は裏方にまわるって言ってはりましたよ」という、穏やかな(愛ある)ディスりからスタートします(この流れすごい好き)。
これまでの「いせきへ行こう」は4本あるんですけど、その中でも近江調査官は、かなりなフリースタイルを見せてくださって、私はファンになってしまっていたのです(上司が近江さんだったら、面白いよな、でも大変だよな、ウフフみたいなかんじ)。
今回の動画では、編集も近江さんがやられてるとのことなんですけど(一番偉い?近江さんが土日にやるという流れも好き)、その編集がまたチャーミングなので、もっと大好きになってしまいました。もちろん真面目なんですけど、茶目っ気を止められない感じが、本当に素敵。
どんな方なのかなとお名前で検索してみたところ、「あああああ!」となりました。『古代道路の謎』(祥伝社新書)、『海から読み解く日本古代史』(朝日選書)の先生だ~!!
『古代道路の謎』は以前拝読してすごくおもしろくて、『海から読み解く日本古代史』は、『縄文神社』の刊行が一段落ついたら、絶対読もう…とメモしておいた本です。そう言えば、今まさに一段落ついたタイミングじゃないですか! ちょっとお休みして、土日は近江さんのご本を読むことにしましょう。
そんな出演者の皆さんのほっこりさもお勧めですが、内容もすごく勉強になりますし、現地を訪ねて、本物を見たくなる素晴らしい動画です。ぜひ、皆さんも見てみてくださいね~!
コメント
ありがとうございます。遺跡が好きでこの仕事をしているので、今後とも私の好きを皆さんに押し付けたいと思っています。今後とも、よろしくお願いします。
近江先生、コメントありがとうございます!お返事遅くなって失礼いたしました。
先生そして皆さまの「好き」がバシバシと伝わってくる動画を何度拝見しては、学びつつほっこりしております。愛は伝わりますね~!
ぜひこの愛溢れる雰囲気のまま、「好き」を私たちに押し付けて(?w)ください!!新作、楽しみにお待ちしております♪
これを機会に、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます!