縄文

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栃木

豊かな湧水を祀り続ける聖なる場所「中根八幡神社」(栃木県栃木市)

古東京湾の最深部=現在の渡良瀬遊水地 縄文時代には、今よりも内陸部まで海が入り込んでいたことはよく知られています。特に7000年前頃(縄文前期)にはもっとも海面が上がり、現在の渡良瀬遊水地付近まで海が来ていました。渡良瀬遊水地は、埼玉・栃木・群馬・千葉の四県にまたがる大規模な遊水地ですが、現在の東京湾から考えると、相当に内陸に位置します。縄文時代にはこんなにも海[続きを読む]
長野

静かな山里に佇む豪奢なお社「熱田神社」(長野県伊那市)

高遠城と五郎君と中村彰彦先生 実は私。高遠に思い入れがございます。以前、担当させていただいた中村彰彦先生の歴史小説『疾風に折れぬ花あり 信玄息女松姫の一生』(PHP研究所)は、高遠城のシーンから始まるのです。 高遠城の城主は、武田信玄の五男・仁科五郎盛信。本物語の主人公・松姫(のちの信松尼)の同母兄にあたる人です。五郎さんはいかにも武田一族[続きを読む]
茨城

生命力に溢れた森に鎮座するカシマ神のお社「沼尾神社」(茨城県鹿嶋市)

『常陸国風土記』には、天の大神の社、坂戸社、沼尾社の三柱で「香島の天の大神」とあり、鹿島神宮の成り立ちにかかわる重要な存在だったことがうかがえます。そして鹿島神宮と同じく、境内周辺は台地上にあって、遺跡が発見されています。現在は鹿島神宮の境外摂社とされており、約7キロほど北方(車で10分ほど)の位置に鎮座しています。 森の中にポツンと鎮座[続きを読む]
沖縄

洞穴の神祀りを発祥とする名社「普天間宮」(沖縄県宜野湾市)

普天間宮社殿 宜野湾市は洞窟だらけ 沖縄本島中南部に位置する宜野湾(ぎのわん)市は、炭酸ガスを含む水に溶けやすい性質のある「琉球石灰岩」という地質が大半を占めているため、なんと133もの洞窟があるそうです。 これらの洞窟は、旧石器時代から人々の暮らしに役立ってきました。貝塚時代前期(沖縄県独自の歴史区分。縄文時代に相当)の遺跡も多く発見されて[続きを読む]
いろもろ

九州北部の旅から沖縄へ!

志賀島から能古島と博多湾を望む 福岡県を巡ってきました! 気がついたら今年も残すところ2か月を切りました。大分、アップがお久しぶりになってしまいましたが、皆様、お元気でしょうか。それにしても2024年はあっという間でした。私事の方でも諸々ありまして、今年は特に早く過ぎ去った気がします。 さて、こちらへの反映が滞っておりますものの、相変わらず縄[続きを読む]
いろもろ

大昔調査会・代表理事の高見先生ご執筆で「長野日報」(2024年6月3日)さんにご紹介いただきました!

大昔調査会の代表理事・高見先生が、『縄文神社ー関東甲信篇』と、新刊『空海と密教解剖図鑑』をご紹介くださいました! ありがとうございます!(ご紹介が遅くなってしまいまして恐縮です) 『縄文神社』を探訪するにあたり、「諏訪」は非常に重要で、中心地でありました。縄文以来の信仰をその身に留める「ミシャグジ」信仰の地であり、縄文以来の信仰形態を継承すると称[続きを読む]
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