昨日・一昨日と宇都宮・鹿沼を中心に巡礼してきました。
宇都宮は栃木県の県庁所在地で、文化の中心地ですから当然知ってましたし、関東生まれなので、子どものころから何回か行ったことがありました。でも「縄文神社」という視点を念頭に訪ねてみると、見えてくるものが、本当に違いますね!
思い返してみると、宇都宮と言えば餃子(短絡的)、栃木と言えば、勝道上人が開いた「日光」のある県…。そんな浅い認識でした。でも今回は、縄文神社を発見したいという熱意が胸にありますので、一つ一つがとても新鮮でした。
たとえば、宇都宮の縄文時代を勉強したくて立ち寄った「うつのみや遺跡の広場」です。聖山公園という現代の墓地に付随するエリアに在って、縄文前期を中心とした複合遺跡・根古谷台遺跡を復原展示しており、出土物を見られる展示館もあります(無料!)。
復原住居の展示はいろんなところで拝見してきましたが、「長方形大形建物(1号)」のでかさはけた外れでした。説明板によると、1991年に建造された時、平面規模は日本最大の復原建物だったそうです。だよなあ。こんなに大きな建物、三内丸山遺跡以外で見たことないですよ。
住居用とみられる竪穴住居もありましたが、大型竪穴住居の復原というのが、これまた大きかったです。
ムラの中央には墓域があり、その様子も分かるような展示になっています。こんなに大小とりまぜて建物や構造物が、復原されてる場所はなかなかないと思います。関東でも随一ではないでしょうか。
今回初めて行った鹿沼市も素晴らしかったな~~。ステキな縄文神社に出会えました。今回は「縄文神社」視点を優先して取材してますので、それ以外のものは諦めましたが、見たいものが多すぎて、断腸の思いでした。
特に、日光修験の一角を担うであろう、古峯神社の宿坊には泊まってみたかったな~~~。「修験道」も私のライフワーク的テーマで、私の中では「縄文神社」とも地続きであると思っておりますが、これもいずれかで書いてみたいと思います。
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